5月7日(土) ウチノ海のチヌ釣り


前回(5日前)3匹とまずまずのスタートを切った
今シーズンのハラミチヌ。

その後も順調に釣れているか、といえばそうでもなさそう。
ここ4日間で釣れたチヌは1匹のみ‥‥
食いの悪さはその後も続いているようだ。

他の渡船のHPを見ても、一日何十人もがんばって1〜2匹
釣れていない日も多い。
今年はどうしたことか?

今朝、船の上での会話。
船長 「毎年ゴールデンウィークってこんなに釣れてなかったっけ?」
私   「いやいや、例年ゴールデンウイークごろはどこの筏でもチヌの顔見てましたよ。」
船長 「やっぱり、そうやな‥。」
客の私に状況を尋ねられるような今日このごろ。


今日は大潮。
明け方に満ち潮が重なり、期待がもてる。

しかし、けれども、だが、天気が悪い。
天気予報では、雨は朝方まででやみそうだが、風が強まるとのこと。
雨もつらいが、風はもっとつらい。
潮と風を味方につけるのと、敵に回すのとでは天と地ほどの差がある。
きょうもチヌの顔を見れたらよし、くらいの釣りになりそう。



やはり、風が強い。
明け方は北西風だが、徐々に北風になる予定。
北向きにポイントを作りたいが、今日の風では無理。
荷物が飛ばされそうなほどの強風。
しかたなく、風を斜め後ろから受ける西向きに釣り座を構える。
満ちが残っている間は、なんとかやれそうだ。


マキエを打つと、ゆっくりとイイ感じで流れている。

第一投、いきなりアタリ。
ガシラ 23cm

第二投、またアタリ。
イソベラ 18cm

第三投げ、またまたアタリ。
ハオコゼ 7cm

生体反応アリアリ。
エサ取りであれ何であれ、底には魚がいる。
食いもたっている。
ということは、チヌも底でマキエを拾っているはず。

ウキを流していると、根にもたれるようなアタリ。
次の瞬間スパッとウキが入る。

2号の磯竿が満月にしなり、道糸が鳴る。
頭を振るチヌ独特の引き。
2度3度強烈な締め込みをみせたが、
白い腹を横にしてユラーっと浮いてきた。



泣きの50cm?いや、ちょっと足りんな。
年なし(50cmオーバー)の顔つきはこんなもんじゃない。



まだ、かわいい顔をしている。

でも、この強風の中、このサイズが1匹出ただけでもよしとせねば。

風は相変わらず強い。
時折吹く突風。
油断していると海に落ちそうになる。

しかし、今日の活性からすると、まだまだいけそう。

さっきと同じラインを流す。

潮下まで流して、もうそろそろ回収しようと思ったとき、
ガツーンと竿先まで引っ張り込むアタリ。

元気に暴れまわったが、ちょっと小振りの37cm。

こうなりゃもう1枚。
今日のヒットゾーンを見つけたので、集中攻撃。
潮が変わるまでの短い時間で、あと何回正確に流せるか。
風と潮を計算に入れて、竿先でラインを張りながら軌道を調節する。

1匹目と同じところでウキが止まる。
やがて、じわーっと斜めにウキがしもっていく。
十分食い込ませたところで、鋭くあわせ。
ガツーン。  
キーン。糸が鳴る。
まずまずの引きを見せたのは、よく肥えた43cm。


この時点で、まだ7:30。
このペースで行けば、まだまだいけそうと思ったが、そうはいかなかった。

潮が緩んで、これまでと同じラインを流せなくなる。
潮が止まり、風だけがラインやウキを風下に引っ張っていく。

次は、引き始めの時合いに期待したいが、あいにく潮と風が逆。
これでは流せない。
なんとかマキエの帯に仕掛けを流そうとするが、うまくいかない。
前回、よくあたった引きはじめの時合いを何とかしたかったが、
向かい風・強風には勝てず。


引き潮が速くなると、生体反応が全くなくなり、オキアミもそのまま。

夕方、潮どまりがあるが、今日の風では、期待できそうにもないので、
いつもより早め12:00に上がる。

前回と数・サイズともほとんど同じ。
ちょっとだけサイズアップしたかな。
風さえなければ、もう少し釣果を伸ばせそうだったが、
この悪条件で良型交じりの3匹は十分満足できる。


本日の釣果 チヌ〜49cm 3匹