2月25日(土) 鳴門のメバル

今日もサビキでメバル狙い。
昨日もサビキで一人40〜60匹釣れたそうだ。

中潮2日目ということで、流れが速いということはないが
潮が大きくなってきているので、きのう以上の釣果を期待したいものだが。

エサ釣り(シラサ)にしようかと思ったが、
船頭さんは、潮が流れる所を追いかけて釣るサビキ用戦略で行くということなので、
エサはやめることに。
エサ釣りの場合と攻め方がかなり違うので、一人エサでやってもダメなのである。

予報では、波の高さ1.5mのち3mとメバル釣りには厳しい天候になりそうだが、
朝 出船前は意外にもべた凪であった。

6:30出船。

今日は、一日 前(太平洋側)で粘る予定。



7:00 釣り開始。

満ち潮がまだ残っている。
夜明けのゴールデンタイムに数を稼がねば。

予定通り、最初の流しから追い食いしてくる。
2連 3連と みなさん同時に竿が曲がり、メバルを取り込む。
25cm前後の良型が次々と揚がる。



最初の2流しまでは良かったが、その後チョンボ連発。

良型を抜き上げ損ねてポチャン。
あわててタモですくおうとしたが、サヨナラー。

追い食いを狙って根掛かり。仕掛けごと魚とともにプッチン。

急いで新しい仕掛けを投入するが、今度は おまつりでぐちゃぐちゃ パー。

夜明けの1時間ほどで20匹は釣れそうな勢いはあったというのに
トラブル連発で10匹ほどに終わってしまった。

これは、正直痛かった。



その後は、場所を転々としながら潮の流れのいい所を流していく。



メバルは潮が速いと底付近にべったりと張り付く。
潮が適度に緩んでくるとだんだん上に広がるように魚探に映り出す。
この瞬間が最も食いが立つ時。
この状態は長続きせず、2流しか3流し程度。
潮が止まってくると、底から一面 影が大きく広がる。
何百、何千匹というメバルが磯から浮き上がってくる。
しかし、こうなるともうサビキでは食わない。
エサ(シラサ)釣りなら、この状態からでも釣りになるが。
サビキなら食ったとしても、小型がポツン、と釣れるくらい。
海にエサっ気があればその状態でもバンバン食うのだが…。

魚探にこんなに影が映っているのに……とお嘆きの方々、
影が大きく見えてから仕掛けを入れて釣り出しても、もう手遅れ。
浮き出す前が勝負です。

今回はサビキ用の戦略なので、潮が流れる所を追っていく作戦。
魚探に反応が出る前のヤマを狙う。
潮がやえてメバルが浮き始めると、そのヤマを捨てて、次のヤマへと移動を繰り返す。
この判断は、船頭さんの経験値の高さによってなせる技。
鳴門海峡の潮とヤマを完璧につかんでいないと
客にメバルを釣らすことはできない。


流れが速く、浮き上がっていないところを攻めるため、釣れるのは下針ばかり。
たまに2連3連と追い食いしてくるが、単発が多い。

この状態では、数釣りは難しいが、拾えるところで拾っておかないと。



その後、引き潮の流れの弱い、魚礁周りを攻める。
昨日は、魚礁の前側によく映っていたそうだが、今日は違う。

魚礁の上や魚礁の中で映っている。
潮が緩いので、魚礁の中を探る。

根掛かりに気を付けて、底を毎回きちんと取り直す。



魚礁の中から引っ張り出してくるメバルは良型揃い。
魚礁では、上針にガシラ、下針にメバルという逆転現象もしばしば。

ここでは、釣ってはいけないガシラを3匹も釣ってしまった。


今日は、海の色がとても澄んでいる。
釣り上げられたメバルが水面10mくらいのところからハッキリと見えながら揚がってくる。
底潮が濁っていれば、食いも良いのだが、
こんなに澄んだ状態では、よほど自然のエサが流れていないと
サビキは見切られてしまう。

春一番でも吹いて、一度海をまぜくり返してくれれば、
適度な濁りが出て、食いも上向くはずなのだが。




今日は(も)緑のサバ皮がよく当たる。

特に良型にその傾向が強いようだ。



白いサバ皮は小魚をイメージしたものだが、
緑のサバ皮は何?
海草などに潜む甲殻類という話を聞いたことがあるが、
自然の海の底にメバルのエサとなる緑の生き物は何だろう?
まさか鳴門名産のワカメじゃあるまいし。

こればかりは、当のメバル本人に聞いてみないと分からない。

まぁ、ジギングにしても自然界にはないようなピンクのジグが
定番カラーになっているわけだし、
海底でメバルにとって緑のサビキがどのように見えているのかは謎である。


ということでもないが、鳴門のメバル船釣り仕掛けがバージョンアップしている。



ピンぼけですが、
左の全部白いサバ皮は何十年と使われてきた従来の定番製品。
真ん中の仕掛けは下から2番目と6番目が緑のバージョン。去年から販売。
そして、右は底から1、3、5番目が緑の今年バージョン。
だんだん緑が増えている。
来年は緑と白が半々の仕掛けが登場するか?
いっそのこと8本全部緑っていうのは、ナシかな?
いくら緑が食うからといって、やはり、白も捨てがたい。





その後も、決して食わないわけではないが、状況は苦しい。
一つ二つと拾い釣り。



潮が速くなりすぎたので、飛島周りへ移動したが、
アタリはほとんどない。



1時間ほど粘ったが、食いが渋いので
再び朝のポイントへ戻る。



予想通り、まだ潮が速いようでメバルは浮いていない。
何回か流しているうちに、潮もやえてきて、アタリがで始めた。


午前中は北よりの風が吹いていたが
午後からは南東の風に変わってしまっているではないか。
北よりの風なら先流れになるはずだったのに…。
風向きが変わったため、今日のポジションも後流れと最悪。

それでも、午後最初のヤマで10匹ほど追加。



しかし、最後のヤマでは1時間半ほどがんばったにもかかわらず
一度のアタリすらなく轟沈。

メバルの気配が薄く、食いも渋いヤマでは先流れで食われると
後の方まで回ってはこない、先週と同じパターンである。

14:00納竿。

みなさん50匹前後釣られたようで、
船中7人で300匹ほど。

50匹を目指したが、今一歩届かず。
サビキはエサ釣りほど全員の釣果に ばらつきがないし、
速い潮を選んで釣っているので、サイズ的にもエサ釣りと変わらないので、
今後もこの程度の釣果が続くようであれば、
今シーズンはサビキ釣りでいけるところまでいけそうである。



本日の釣果 メバル 〜26cm 47匹 ガシラ 3匹