3月11日(土) 鳴門のメバル釣り

今週の小潮まわりにかけては、自然のエサ流れが少なく、
サビキではなく、シラサで良型メバルが数多く揚がっていた。
サビキ一本で狙った他船はどこも苦労していたようで…

今日もシラサ一本勝負でいく予定とのこと。

ここ数日は28〜29cmの良型も連日釣れているようなので、
今日もぜひ掛かって欲しいものである。

例年今の時期(3月5日〜15日)ごろに
現在表層を漂うコナ(イカナゴの幼魚)が3〜4cmに成長して
自力で泳ぐようになり、メバルの泳層に届くと
メバルにスイッチが入り、サビキで爆釣となる。
一人100匹は当たり前、一日中入れ食いなんてこともある。
そんな状態は例年3,4日しか続かないが、
今日くらいそろそろコナが流れてくれないかと密かに期待。


朝もやのなか、6時過ぎ 出船。



前(太平洋側)の漁場へ。

霧のため、プレジャー・漁船は出船を見合わせたり
岸よりのポイントにいるためか、まわりに船はない。


朝にはまだ満ち潮が残っているはずだが、
ほとんど止まっていた。

ここ数日は、午後の満ち潮でよく追い食いしたそうだが、
今日の釣りの時間にはその潮がない。
朝の満ちに期待したかったが、この状態では、期待薄か。


霧が晴れずに陸が見えないため、船頭さんも苦戦。
珍しくスカ流れも…
GPSでポイントの位置は分かっても、
ポイントの真上からスタートしては釣れない。
どこからそのポイントにあてていくのか起点を決めるのが難しく
「これでは、プレジャーと同じ…」と嘆いておられた。


シラサにヒットしてくるが、単発がほとんど。

いくら待っても追い食いしない。
一度だけ、追い食い成功。と言っても3連ですが。



その後も単発ヒットはあるものの、数は全然伸ばせず。

小移動を繰り返すが、潮が止まってしまえば、どんな所へ行ってもだめ。

開幕ダッシュの構想は見事に失敗。

先週は最初の1時間で20匹あまりだったのに、
今日は最初の2時間で10匹足らず…
このペースでは1日やっても20匹ほどか。








そんなとき、釣れたメバルが魚をはき出した。

コナやないか。
まだ消化されていないところをみると、つい今しがた食ったものだ。



これはチャンス。
自然のマキエにメバルの食いは高まるはず。

みなさんエサ釣りをあきらめ、サビキにチェンジ。

しかし、思ったほど追い食いせず。



引き潮が流れ出して淡路よりの潮崎へ移動。

ここではやる気のあるメバルがサビキにヒット、追い食いもまずまず。



大・中・小・極小…といろんなサイズが一荷で上がってくる。

メバルにスイッチが入った。

ここでは、3連から6連が何度かあり、
短時間で20匹ほど荒稼ぎ。



潮が速ってきてメバルが底に張り付いてきたので、一旦移動。



魚礁ポイントへ行くが魚探の反応は良くない。
しばらくがんばったが、数匹拾っただけ。



引きの盛りを過ぎて、再び潮崎へ。



潮がやえてくる前が、サビキの時合いとなる。

予想通り、いい感じで当たってくる。


7連8連もあり、一気に数を伸ばす。

潮がやえてくると、アタリも遠のき、
小型がポツンという状態になるので
船頭さんは、次々と流れの残っている本流に近いポイントへ移動。

潮が完全に止まってしまうまで、
行く先行く先で好調に釣れ続いた。
少し残業していただき、14:30納竿。

一時はどうなることかと思ったが
後半 怒濤の追い上げで70匹あまりキャッチ。

昼にこれだけ追い食いしてくるということは、
海にエサが流れ出した証拠。



この大潮まわりは朝に満ち潮が延びてくるので、
おそらく大漁が期待できるのでは?

船頭さんから
「一番大きいクーラー持ってきて。」
と言われたあなた、ラッキーかもしれません。

次の週末には、元の状態にもどっていそうな いやな予感…。



本日の釣果 メバル〜27cm 71匹