4月8日(土) 鳴門のメバル釣り

前回は時化の中のメバル釣り。

今日は天気こそいいものの、予報では風が吹き出す。

波の高さは0.5mのち3m。
鳴門ピンポイント予報では、9時で風速5m、12時で風速8m…
海上では陸上のの2倍ほど吹くので、
9時の段階で釣りが困難になるのは目に見えている。
予報がはずれてくれればいいのだが、憎らしいほど良く当たる。

おまけに今日は若潮。
潮の流れは緩く、大釣りはまず期待できそうにない。

荒れ出す前に何とかしたいものである。




今回はメバルのサビキについて。

この冬絶好調が続いている鳴門のメバルサビキ。
釣り具屋各店もオリジナル仕掛けと称して売り出しているが
あまりの釣れ具合に、ここにきてどの店の商品も品薄状態。
ハリス0.8号の売れ筋商品は入手困難な状態となっている。
ここで各店のオリジナル仕掛けの比較。



サバ皮8本針、ハリス0.8号、幹糸は1.5号、針はアジ5号。

左から順に

ハリス 枝の長さ 枝間 全長 メーカー 生産国 価格
よくある仕掛け シーガー 30cm 40cm 4m ハヤブサ ベトナム 420円
エサ○シ特製 シーガー 20cm 40cm 3.2m かわせみ 中国 280円
吉○釣り具特製 シーガー 10cm 50cm 4.5m ハヤブサ ベトナム 360円
岡○釣漁具特製 シーガー 20cm 58cm 5.22m はり秀 中国 280円
松○釣り具特製 シーガー 17cm 60cm 5.4m   ? 中国 300円
ジャン○?特製 シーガー 10cm 35cm 4m ハヤブサ ベトナム 420円

各店が「当店オリジナル」とうたっているだけあって
微妙にどこかが違う。
どの店のサビキが元祖なのかは、
各店の言い分があって、定かではない。


枝は長い方が食いが良さそうだが、
強風時などはエダスがからみやすく、トラブルが多い。
枝間は長い方が広いタナを攻められるので良いが、
仕掛けの全長が長くなると、扱いにくくなる。

サバ皮は緑が混じっているものが流行っている。
緑の皮には大物がよく掛かる。
サバ皮以外にラメなどの入った仕掛けは、かえって食いが悪い。
シンプルなのが一番。

潮がよく、食いが立っているときは仕掛けは何でも食いつくので
それほどこだわる必要はないかもしれないが、
食いの渋いときは,仕掛けの選択が重要なポイントとなる。
(食いが立てばマダイ仕掛けのハリス3号でもメバルは釣れる。)

釣行時には、船頭さんにどんな仕掛けがいいのか、
船上に在庫はあるのか確かめておこう。






で、本編の釣り日記。

5:45出船。
室漁港は風裏になるので、不気味なほどべた凪。

今日は瀬戸内側からスタート。

ソーズ、ゼンサ、マルヤマ…
潮止まりということで、どこのポイントへ行っても魚探の映りが悪く、
出港して30分経っても仕掛けを入れるところがない。



日が昇っても、べた凪。
この状態は、あと何時間もつのだろうか。


淡路よりのポイントで、ようやく釣り開始。

最初の流しから、追い食いしてくるが…



小さい…
20cm前後の放流しようか迷うサイズばっかり。
とりあえず、今日は厳しい状況になりそうなので、キープ。

その後、数匹追加したものの、
やはり潮が動いていないせいか、小型が多い。

引き潮が動き出したので、前(太平洋側)へ。

あちこち回るが、どこもダメ。

そうこうしているうちに、福良沖に。
爆発力のあるポイントだが、本来は満ちのポイント。

すでに漁船、プレジャーが15隻ほど出ているが、
あまり状況は良くないようだ。

時合いでないのは百も承知だが、ここで良型を追加しておかなければ、
この先の展開が見えているだけに、プレッシャーがかかる。

満ち潮では、大きい磯の前にやる気のあるメバルが出てきているのだが、
やはり引き潮では映りが悪いようだ。

ヒットしてくるが、たいした追い食いもせず、(2〜3連止まり)
ポツリポツリの拾い釣り。

今日のメバルは、コナではなく、イカやヒゲを吐きだしていた。



エサ変わりをしたのかもしれない。


9時を前に、予報通り風が吹き出した。
わずか数分で先ほどまで凪だった海が、
あっという間に白波だらけ。

船は大きく揺れ、仕掛けはからみ、立っていられない状況になってきた。
またもや大時化のメバル釣りとなってしまった。



ようやく来ました。
本日初のお刺身サイズ 28cm。

さぁ、これからというときに、ますます風が強まってきた。
見渡せば、先ほどまでいた漁船やプレジャーは避難して
周りに誰もいなくなっていた。
遊漁船もスパンカーをたとんで撤収しているようだ。

我々を乗せた釣り船も、限界が近づいたようで
島影へポイント移動。

淡路の島影、そして橋をくぐって瀬戸内側に戻ってみたものの、
やはり単発的なヒットのみ。

12時を回って、北西の風はますます強くなり、
釣りができる状況でなくなってきた。
いつ撤収してもおかしくない状態。

ここまで、中〜小型を40匹ほどと淋しい釣果。

風裏になる室漁港のすぐ前で残りの時間を過ごすことに。



岸から近い。
投げ釣りをすれば、届きそうな距離である。

消化試合の様相を呈してきたかと思いきや、
結構いい感じで当たってくる。

小型中型が多いものの、いいヤマに当たれば7連8連と追い食いしてくる。

予想に反して、2時間ほどで40匹ほど追加することができた。

14:30納竿。

天気予報通り、大時化のメバル釣りとなったが、
数だけは、そこそこ、型は…。

前回は25cm以上の良型が大半を占めていたが、
今日は中小型が大半を占め、良型が少なかった。
強風、動かない潮では仕方あるまい。
潮が大きくなれば、また食いもよくなるだろう。



本日の釣果  メバル 〜28cm 82匹