7月2日(日) 鳴門のマダイジギング

土曜日の夜 
釣り日記のUPも終わり,精根尽き果て,後は寝るだけの夜9時半ごろ
携帯が鳴る。

意識朦朧,ほとんど寝ながら電話にでる。
「つるぎ」の西上船長からだ。

今日の夕方ジギングで爆釣タイムがあったので
明日の午後便どうですか?というもの。

夕方の1,2時間にマダイ・メジロがものすごい勢いで釣れたという。
4,5人同時ヒットもたびたび,ジグが落ちない(フォール中にバイト)
なんてことも。入れ食い状態が続いたそうだ。
メジロ(ハマチ)は60cm級,マダイも大型多数 最大は75cmあったという。
全員ライトタックルのため,取り込めないヤツも相当あった模様。
聞けば聞くほどすごすぎる。

狙う時間が短く,よっぽど食いと潮がよくないと出撃しない午後便のお誘い。
「午後便出ます=釣れますよ」なのである。

さて困った。土曜日は一日遊んだため,日曜は子守りの日。
家族はすでに全員就寝中。
ジギングも久しくしていなかったので,何としてもやりたい。
船頭直々のお誘い,断る理由もない。(大あり)
何とかなるやろうの精神で,
「行かせてもらいます。」


…で,日曜日の14:00
亀浦漁港に私はいた。

  午前中は子どもたちをプールに連れて行き
  (私は泳がず,ジェットバスで疲れを癒し)
  午後から ばあばに子どもを預け,なんとか無事?到着。

まだ,時合いまで時間があるということで,
のんびりとタックルの準備に取りかかる。



ジグは80〜100gをセレクト。
ベイトがイワシなので,ナチュラルカラーを中心に。
ヒラジグラ,旧スピードジグ,シーフラワー,プライアルジグ
実績のあるジグをローテーションすることに。



昨日の時合いが16:00〜18:00であったようなので,
今日は1時間は遅れるはず。


15:00出船。



船頭さん,船頭さんのお友達,私と3人なので
すごくゆったり釣りができる。

橋をくぐってまっすぐ南へ。

昨日の爆釣の噂を聞きつけてか,時合い前だというのに,
すでに10隻以上の船が出ている。

正月の一日にジギングをして以来,ちょうど半年ぶり。
ジギングは他の釣りにないワクワク感がある。

さぁ,気合い入れてシャクりますか。
いかんいかん,今日の狙いはマダイ。
気合い入れたらダメなのだ。
シャクッてはだめなのだ。
ひたすらやる気のないダラダラ巻き。
ジャークやポーズなんて入れたら食いが落ちる。
とにかくラインを通して殺気が伝わらないようにしなければ。

これまでにも何度も述べていることだが,
各地でジギングやっている人に鳴門の大ダイはなかなか振り向いてくれない。
初心者・子ども・女性・お年寄り,何も考えていない人が最強なのである。

釣り開始したものの,アタリがない。

船頭さんはリーダー切られたようだ。

船団が20隻ほど大きくなってきたわりには,潮が動かないのか
どの船にもあたっている様子はなく,食いは渋い。



数回流したが,状況が好転しそうになかったので,
「淡路の方へ行きます。」
と昨日の爆釣ポイントを出る。
潮通しの良い方が食いが立つはず船頭さんの潮を読む力にかける。

場所移動(他の船はいないのが少々不安)してほどなく,
船頭さんのお友達の方に大きなアタリ。
長めのシーバスロッド?が大きく曲がり,
ガツンガツンと強烈にしめ込んでいる。
間違いなく大ダイの引き。



60cmのタモ枠からはみ出る71cm。

「私の隣の方が大ダイを釣り上げる伝説」は今日も健在。
70cm級の大ダイを隣で釣られるのは,これで7回目だ。
ひとつ隣のジグにかみついてくれよ〜。

それにしても,船頭さんの潮を読む眼はさすがだ。

俄然やる気(あせり?)が出てきた。
まだまだ船の下には大ダイがいるはず。

ゆっくり,丁寧に巻いていると…

ガツッ 
一呼吸おいて ガツッ ガツッ ガツッ

一発大合わせをいれると,乗りました。

マダイジギングでは,1年振りの感触。
ゴンゴンと頭を振っているが,すんなり揚がってきた。



先ほどの大ダイの足下にも及ばないが,納得の51cm。
最近はチャリコしか釣っていなかったので,久々のマダイサイズ。

船頭さんも1匹掛け,なかよくマダイを1匹ずつ獲ったところで
再び場所移動。

船団の方へ戻ることに。

昨日ほどの爆発力はないものの,
あちらこちらで竿が曲がっている。
どうやらハマチが回ってきているようだ。

船頭さんやお友達にも次々にヒット。
船頭さんは他にもスズキ,ヒラメ,サバと次々とヒットさせ
あっという間にジギング五目釣り。

私は?というと,その後アタリなし…
得意の早巻きをしてハマチ狙おうかとも思ったが,
今日の狙いはあくまでも大ダイ。
青物を捨てて最後まで初志貫徹。

バイトは4,5回あったものの,フッキングせず…

18:30。
日が西の山に落ち,太陽も雲の間に隠れてきた。
船団が一隻また一隻と撤収していき,
気が付けば つるぎ だけになっていた。

陽が落ちたら魚は浮いてきますがジグには反応しなくなりますから…

と船頭さんより沖上がりのお言葉が。

とここで久々のアタリ。
大ダイを思わせる強い引き。
かなり期待したが,頭を振らない。



半年ぶりの青物。ハマチ61cm。


一匹かかったので,泣きの一流し。

運良く,もう一匹ヒットすることができた。

狙いの大ダイは不発だったが,
短時間で3匹 そこそこのサイズが釣れたのでよしとしよう。

お誘い頂いた船頭さんには感謝感謝である。



今シーズンは,これまでになく早い開幕となった鳴門のマダイジギング。
今期こそは,自己記録を更新する大ダイを…

どなたか私の隣で釣りませんか?
きっと大ダイが掛かりますよ。



本日の釣果 マダイ 51cm ハマチ 2匹 サバ