3月3日(土) 美波 飲ませ釣り

ヒラメ強化月間第5弾!!

先週とは うって変わってべた凪 波の高さ4cm!!

週末ごとに荒天続きであったため,
天気の心配なく一日釣りができるのは久しぶりのこと。
釣果も期待できるかも?
今日は人数分のヒラメが揚がるやろう,と意気込むが
たとえ人数分 数が出ても釣果はいつも偏るものではあるが。


乗船前に明石より参戦の海亀氏から自家製「いかなごのくぎ煮」
京都より参戦の まるひ氏から「鮃屋Tシャツ」を頂き
早くもお土産確保。

いかんいかん,本命のヒラメをお土産にしないと。


本日は木岐港から出る「第11八幡丸

今回もヒラメをメインに あわよくばアオリ・根魚というコース。



この船は,日和佐港から出る他の船と流すコースが異なる。

お互いそれぞれのシマがあるのか,
他の遊漁船と出くわすことはほとんどない。



港の近くの水深40m前後の瀬から釣り開始。

アオリも釣れないことはない,ということなので
とりあえずアオリ仕掛けでスタート。


天気はいいのだが,魚の気配がない。


1時間…
 
2時間…

よく釣らす船頭さんに共通していることだが
この船頭さんも一流しの時間が短く,ポイントの移動が早い。

ポイントを転々と変えていくが,魚の反応は乏しい。

釣り開始3時間で船中アオリ2杯,カサゴ1匹。

アオリは望み薄そうなので,
枝ハリス10cmのヒラメ・根魚用ご当地仕掛けに交換。


みなさんヒラメのアタリらしきものはあるものの,食い込まず,針掛かりせず。
天気とは逆に,食いが渋い船中に重苦しい空気が漂う。

「ヒラメは おっても食わんときには どなんしても食わんからなぁ」
船頭さんのことばが重くのしかかる。
寡黙な船頭の一言だけに説得力がある。


この状況を打ち破ったのは,前回一人爆釣したY谷氏。

50cm近いビッグなカサゴ
40cm級のハタ
50cm級のヒラメと
高級魚3連発



他の方を尻目に,今日も爆釣街道一人旅。



私の方はといいますと…
3回ほどアタリはあったものの,掛かりません。



昼前に海亀氏に大きなアタリ。

竿先が強烈に叩かれていたので青物か?と思わせたが
その後はすんなり浮いてきたので大判ヒラメっぽい。



出ました大判ヒラメ62cm。

日和佐遠征時には必ず狙いのターゲットをものにするあたり お見事。




今度はまたY谷氏の竿が大きく曲がる。
何やら大物の予感。

出たー。



大判 70cm。

ここ2回の釣行でヒラメ6枚と大当たり。

どうして私の仕掛けに食いついてくれないのか?



12時を回って,船中まるボーズは私だけ…


釣れたヒラメは 50cm 60cm 70cmと確実にサイズアップしているから
今度は私のところに80cm!!がきっと来る…と信じてがんばるしかない。



今日は暖かい。
というより暑い。
上着を脱いでも汗が噴き出るというのに
私の釣果だけが お寒い状態。


何とか1匹…
まず1匹…
気持ちが通じたのか,12:30 本日初の針掛かり。

ブルブルと竿先をふるわせているのでヒラメではない。

エソだったらショックが大きい。

ポカーンと浮き上がってきたのは



何じゃこりゃ のでかい(43cm)カサゴ。
こちらの人の呼び方はホーガン。
正式名称?はウッカリカサゴ。

体の半分近くが頭である。

カサゴ類は成長が遅く,この大きさになるのに10年ほどかかるそうだ。




ヒラメの食いが悪くなったので,
船頭さんは大きな瀬の真上を流しているようだ。

風もなく潮も緩いので瀬の中を釣るのには絶好のコンディション。

他の方にも赤い魚が続々とヒット。

だれかにヒットすると
「でっかいヒラメとちがうん?」
と周りの視線を集めるものの,揚がってくるのはカサゴ類ばかり。
船頭さんによれば,ここにヒラメはおらん とのこと。


ということは,アタリがあれば送り込まず
逆に竿先を上げていくようにして巣穴から引き離さないと
一気に穴にもっていかれる。

その点に気づくのに遅れた私は3回ほど貴重なアタリを無駄にして
巣穴に潜り込まれた。




もっと大きいヤツこんかな…と思っていると

何の前触れもなく,突然竿先を一気に持っていくアタリ。

先ほどのウッカリカサゴよりブルブルが強烈だ。
大型ではないものの,何か期待できそうな引き。

茶褐色の魚体が浮いてきた。
あんた何物???



クエだって。

s1万???の高級魚。
今夜はクエ鍋だ。(うまかった〜)

めったに釣れない魚だそうな。
釣具屋や寿司屋の魚拓で見たことはあったけど…



幻の魚の幼魚。
47cm 1.5kgの小型だが,成魚は100kgにもなる。
40〜50kgのものは,この近辺でも釣れることがあるという。
先月 船頭さんも20kgのクエを釣ってました。
こんな子どもでも,あと10年後いや20年後には瀬の主になるんだろう。


ヒラメにはふられ続けていたものの
鍋にぴったりの高級根魚2匹に気を良くする。


続いて大きなアタリ。
「しっかり合わせ入れて。口が堅いんでカエシまでささってないとバレるで。」
ということなので,ぐいっと大合わせを入れて底からはがす。
今度はウッカリカサゴのようだが,
先ほどのものよりよく引く。

出た出た…これまた でかい。



52cm 2kg!!のウッカリカサゴ。

瀬戸内のガシラは25cmもあれば良型の部類なのに
さすがは太平洋。桁外れの大きさだ。



とはいえ,今日の本命は あくまでもヒラメ。

強化月間中だというのに,まだ2枚しか釣っていない。

終盤に何とか1枚。


夕方,日が西に傾き,そろそろ最後のポイントか。
魚礁の際を流すという。
ヒラメが期待できる。

仕掛けを入れるとすぐにアオリのアタリ。
掛け針は付いていないので,掛かるわけもない。

気を取り直して,再度仕掛けを入れ直すと,またアオリのアタリ。

二度あることは三度ある。で またまたアオリのアタリ。

強化月間最終日 それも終盤
ヒラメを釣るためにアオリ仕掛けにはしないつもりであったが
二度ばかりか三度までも 
もう許せん!!

ここにきてアオリ仕掛けを投入。

即3連発でアオリをゲット。



こいつはそのうち一番の胴長32cm 1.2kg。

今アオリは漁獲が少なく買い手市場のため
浜値でkg2000円あまりの高価で取引されているそうだ。
市場に出て仲買人を通して店に出て
庶民?の口に入る頃にはkg5000円以上?



その後 いつものマトちゃんを追加。



今日はお刺身3点盛りならぬ 鍋用高級根魚3点セット完成。



魚礁周りのポイントで海亀氏がヒラメ2枚追加したものの
今回も私はヒラメにふられてしまった。


今日は一日日和に恵まれ,
海水温もゆるい上り潮のため高く
根の荒いポイントをきっちり攻めることができた。

前半はスカ連発でどうなることかと思ったが,
後半 怒濤の追い上げでなんとかお土産を確保。

予定通りヒラメは人数分釣れたものの
複数枚釣った人と釣れなかった人に明暗が分かれてしまった。




みなさんの釣果。お疲れさまでした。



画像では小さそうに見えますが,
一匹一匹がでかいので,重量感たっぷりのお土産となりました。


ヒラメ〜70cm 5枚
アオリイカ 胴長〜35cm 7杯
マトウダイ    5匹
ウッカリカサゴ 〜52cm 12匹
アヤメカサゴ   4匹
マハタ       2匹
クエ        1匹

ヒラメ強化月間と銘打って釣行を重ねたものの,5回で2枚と惨敗。
でも,ゲストのみなさんには大判釣ってもらいましたし
それに うれしい外道はいっぱい釣りましたから(と 言い訳がましく)

このままでは終われない。
第6弾 第7弾を計画せねば…(謎)


来週からは,メバル強化月間。
今期 不調の続く鳴門のメバルをエサ釣りで狙う予定。
乞うご期待。


今回も本命はなく,ちょっと見劣りしますが…


本日の釣果  ウッカリカサゴ 〜52cm 2匹               クエ 47cm  マトウダイ  
          アオリイカ 胴長〜32cm 3杯