6月9日(土) イサキ?釣り

週末はそこそこの天気のはずであったが,
前日より香川県には大雨洪水警報。


20:00頃からは雷と雨の音が強くなり
ほとんど眠れないまま2時起き。

雨はやんでいるものの,外ではまだ雷が鳴っている。
こんな状態で果たして釣りになるのか?

日和佐方面がよい日和であることを期待しながら車を走らせる。

イサキの数釣りはピークを過ぎたようだが
いい潮(上り潮)に当たれば一人50匹ほど釣れているようである。
ただ,潮が悪いと(下り潮)釣果激減という厳しい現実も。

瀬戸内のように定時に潮流が反転することなく
一日中同じような潮流れになることが多いので
いつものように出たとこ勝負。

心配された雨も出船時は小雨。
夜中の2時ごろはこちらも雷雨がすごかったらしい。



20分ほど走って,わたりの瀬に船を掛ける。

すでに3隻の船が掛かり釣りをしている。

前回は最初からコンスタントに当たってきたので
今日も開幕ダッシュをかけようと意気込んでいたが‥

ウキ下を調節するため,オモリをおろすと
ウキがどんどん流されていく‥‥

まずい 下り潮やん。




この時点で本日の釣りは事実上終了だったのかもしれない。




気を取り直して,仕掛けをセットし最初の流し
ウキはあっという間に潮下に流される。
ウキは沈まないものの,竿先にプルプルといやな感触。

仕掛けを上げてみると,ぐちゃぐちゃ。
3本針に小サバが3匹!!!



こいつは海面からイサキのタナまでびっしりといるようで
どこを流しても食いついてくる。

イサキもいるはずなのだが,
小サバに邪魔されてイサキのところまでエサが届かない。



海面から底周辺までものすごい反応。
これが全てイサキなら言うことないのに‥

一番厄介なのは仕掛けを入れて 落とすときに食いついてしまうこと。
1匹でも食いつけば,本命イサキは絶対に掛からない。

おまけに仕掛けは毎回のようにぐちゃぐちゃ。
ほどいてはもつらせ,もつらせてはほどきの繰り返し。

一度居ついた小サバは離れない。
毎日ここへ来れば,おいしいオキアミを撒いてくれることを学習しているのだ。

何度も何度も打ち返すが
状況は好転せず。
完全に お手上げ状態。




ちょっと場を休めさそうと,もう一本の竿で飲ませ釣りの準備。
もちろんエサは憎き小サバ。

瀬の中なのでヒラメや根魚が掛かるかもしれない。

最初は手持ちにしていた飲ませ釣りの竿を船べりに立てかけて置いていると
明らかに分かる魚系のアタリ。

竿を手に持つと,ずっしりとした手ごたえ。

これは大判ヒラメか‥
手ごたえ十分,竿先が海面に突き刺さる。
ドラグからラインが出て行く。

よしよし,型のいいヒラメっぽいぞ。
さあさあ,おとなしく上がって来い。
喜び勇んで半分ほど巻いたところで,ふっと軽くなり,痛恨のバラシ。
置き竿にしていたから仕方ないか。


掛かり釣りの方は相変わらず小サバの猛攻が続いて
イサキのところまでエサが届かない状態が続いている。
もつれた仕掛けを何度直したことだろう。

あまりの小サバの多さにウキ釣りをあきらめ
サビキ釣りに変更。

そして,ようやく本日最初のイサキ君 28cm。



さぁ これからと思ってがんばってみても
サビキ仕掛けにも鈴なりで小サバが付いてくる。

船頭さんも我慢の限界か,場所移動を決意。



岸よりの浅場に掛け直す。

ここでも1隻の船がいたが,潮が止まって食いが止まったという。

小サバはいないからイサキがいれば食いつくはず‥と思っていたら
ここにもいました。小サバ軍団。

時々大サバが食いつくものの,イサキの姿はない。

ここでも飲ませの竿を出していると,突然強烈なアタリ。
ヒラメじゃない,青物系の引き。



オバシオ(カンパチの仲間)。
初めて松竹丸に乗ったときにも確かこいつが釣れた。


移動先も潮が悪いせいか,反応もほとんどない。




再び もとの場所に戻る。


小サバが減ったように感じたが,
釣り始めると,すぐに寄ってきた。


飲ませ釣りの方には,とんでもないヤツが掛かった。



長い釣り人生での初ウツボ。

歯が鋭く,顔つきが怖い。



昼になっても状況は全く変わらず。




方針変更,
掛かり釣りをあきらめ小サバをエサに飲ませ釣り一本勝負。

小サバを30匹ほどキープして,
ヒラメの漁場へ。

このところエサのアジがいないため
飲ませ釣りはしていないが,魚はおるやろうということ。
小サバを使っての飲ませ釣りは未経験だが
一発逆転に期待する。
ぬるぬるして針つけにくく,すぐに弱ってしまうが
アジの代役は務まるはず。


いきなり水深100mほどの漁場へ。
漁礁の周りを攻める。

オモリ負荷30号のロッドのため,
80号のオモリを付けると竿先が死んでしまっている。


さぁこれからというときに
これまで比較的凪いでいた海が荒れだした。
飲ませ釣りに風はつらい。

2つめの漁礁ポイントで
Y谷さんにアタリ,合わせもがっちり,
ロッドのしなり具合から,大物間違いなし。
すごい引き。

が,無念のラインブレイク。
道糸のPEが切れていた。

直後に私にも強烈なアタリ。
さぁ 食い込め,食い込め‥
3度目のアタリで竿を立てるが,



ズタズタの小サバだけが虚しく返って来た。

歯型からして,(この小サバ ほぼ実物大)大判ヒラメであったに違いない。


その後は,風が強まり船がポイントを流せない状態。

船頭さんも何とか釣ってもらおうと操船してくれるが
14:00を回る頃には大粒の雨も降り出し,
雷も鳴り出した。

一瞬にして大荒れの海となり,無念の納竿。
 


イサキ大漁の予定が,
下り潮と小サバの猛攻の前に あえなく轟沈。
最後は雷雨にとどめを刺された。

飲ませ釣りでは2度チャンスがあったものの,ものにできず。


何を釣りに行ったのかよく分からない
変な五目釣りとなってしまった。



本日の釣果 イサキ オバシオ ウツボ サバ ガシラ