3月15日(土) 木岐沖 飲ませ釣り

ヒラメ強化月間のはずが‥このところサッパリ。

何とか月一枚ペース。(それも狙うと釣れない‥)

今シーズンはヒラメの絶対数が少ないのか,
釣行日の天候や潮に恵まれないせいか不調続きである。


とりあえず,天気だけはよさそうである。
今シーズンはことごとく雨風にたたられた 釣りおっさんとの爆風コンビは
本日で解散‥のはずだったのだが‥


本日は前回の本土組3名さまに,
高知より参戦のKさんを加えた多国籍軍。
Kさんとは,去年 つるぎ で同乗して以来。
ジガーでもあり(先週は西海でメータークラスのカンパチ獲ったそうで)
ロッドビルダーでもある(自ら削りだしたカスタムロッド‥美しい)すごい方である。


6:00
港に着き,車から降りると すでに爆風。(泣)



太平洋から昇る 美しい朝日をながめながら 出撃。

近場は このところ不調のようなので,南へ進路をとる。

追い風なので,すいすい進むが,
船を止めて 風に立てると‥



ドンブラコ状態。

天気予報では 北の風3〜4mだったのに,
こりゃ軽く10mは吹いてまっせ。

この風はそのうち東よりに変わってくる予報なので
朝からこの状態では先が思いやられる。


朝の一流しを終え,いつもの一言。

「船頭さん 潮流れていますか?」

「ちっとも流れよらん!!」

「ベイト映っていますか?」

「何も映っとらん!!」

「‥‥‥。」

今日も一日我慢と辛抱の釣りになりそう。


大島の南で マーぼうさんに初ヒット。
とってもきれいだけど,とってもデンジャラスなミノカサゴ。
コイツが釣れるときは潮が悪い‥
と以前 宇和海の漁師さんが言っていたような気がする。


アタリがないので,どんどん南へ。

何ヶ所目かの漁礁ポイント。

エソやホーガンなどがポツポツとアタリだした。

ゴツゴツゴツ‥ 底は岩やな。
水深80mの海底でも感度のいいロッドなので
根の荒い様子が竿先から伝わってくる。

そのうち,竿先の感覚が変わり オモリが底にめり込む感触。
底が磯際の砂泥地に変わった。

今当たったらヒラメなんやろうな‥なんて海亀氏と話していると

ガツガツ‥
当たった。

ここは根が荒くないのでおそらくはヒラメ。
即合わせは禁物。
しばらく送り込んで‥
乗るか はずれるか 覚悟を決めての大合わせ

それ!!

ドスン!!!

がっちりフッキング。
底でしばらく暴れたあとは すんなり上がってくる。

この感触は まさにヒラメ。

狙いの一匹 無事確保。



今季初めてヒラメ狙いで釣った1匹  61cm。



昨シーズンは大きめの針に孫針つけていたが
今シーズンは小針(飲ませ青物・ヒラメ9号針)で孫針なし。
小アジは ただでさえ水深100mの水圧で弱ってしまう。
その上 孫針付けたら泳がない。
元気良く泳いでフィッシュイーターにアピールする作戦。
食い気のあるヤツは一発で丸呑みするはず。


ひとつ釣れたら気が楽だ。


その後 時合いに突入したのか

良型のウッカリカサゴ 47cm

げんこつが入りそうな大口。



直後に もう一匹 42cm

と連続キャッチ。



1時間ほど 流せば当たる状態であったが,
そのうちアタリもなくなってきた。

その後も南へ南へ‥
漁礁を中心に攻めるが どこへ行ってもアタリなし。



秘密兵器ホタルイカをオモリの横から出した針に刺してみても
全くアタリがない。


気が付けば甲浦の近くまで来ている。


みなさん朝から波とうねりに弄ばれた上
アタリもなくなり 船中に重苦しいムードが漂う。

途中 マーぼうさんに大物がヒット。
しかし リーダーとの結束部からラインブレイク。
青物または大判であったか?



かくいう私も9時過ぎに最後の魚を釣ったきり
かれこれ5時間ほど魚のアタリはない。
正直これだけアタリがないと心が折れそうだ。



相手にしてくれるのは 一日中船についてきてくれるカモメさんだけ‥


北へ帰りながら漁礁の周りを探っていく。


そんな中 私が朝ヒラメを釣ったポイントで 海亀さんにヒット。



50cm弱と型に不満が残るものの,執念で念願のヒラメゲット。



その後もポイントを転々とし,年末年始にメジロ祭りがあったところにやってきた。

ベイトは映っているようだが,青物はいないようだ。

ブリやヒラメを獲った縁起のいいポイントなので 期待。

気合いを入れて竿先に神経を集中。

おっ
ブルブルッと5時間ぶりのアタリ。

ラインテンションを抜かずに そっと聞き合わせをしたところ
グッと竿先が入った。
根に潜られないように 大合わせ。

がっちりフッキング。

ヒラメっぽい感じで揚がってきたが‥



ハタ 47cm。
コイツの刺身はメチャうま。


直後の流しで またいい感じのアタリ。

しばらく送って本アタリとともに大きく竿を立てる。
底でガンガン大暴れ。
何とか底を切って大物いただき〜 と思ったのも束の間
竿先のテンションがなくなる。

無念のバラシ。

今日は終日潮が流れず,仕掛けを下ろしてもそのまま。
船が風に押された分,前進かけているので
オモリがずっと同じところにある。
根がかりしないという点ではいいのだが,
根魚も潮が流れないと食い気なしですわ。

その後 気配はあったものの,魚は追加できず。



朝 太平洋からお日様が出て
夕方 西の山にお日様が沈むまで
たっぷり釣らせていただきました。

釣りが終わり港に帰る頃に波風は収まり,いい凪となったとさ。(泣)



みんなで これだけ〜  ピンボケ〜



今日も飲ませ釣りには厳しい波風,全く流れない潮と悪条件が重なり
遠くから参戦していただいた皆さんには淋しい釣果となってしまいました。

これに懲りずに また遊びに来てください。



本日の釣果  ヒラメ 61cm ウッカリカサゴ 
         ハタ マトウダイ