7月29日(水)  鳴門のマダイ釣り

マダイ強化月間 最終戦?

前夜の飛び込み予約で高進丸へ。

1年ぶりです。ご無沙汰しておりました。

今日は お客さん私を含めて2人だって。


本来なら 朝の引き潮で前の漁場へ出て行き
ジギングの予定だったが,
朝から まぜが吹き荒れ,出られそうにない。

小潮まわりの朝潮なので,行けないこともなさそうだが,
朝の引き潮は流れも緩く,これまでもあまりいい思いをしたことがない気がする。

前の漁場をあきらめ,ソーズから瀬の肩沖からスタート。



飲ませサビキの漁師の船が10数隻集まっている。

よく見ると 鯛を掛けてすくっている。



船頭さんとお客さんは鯛ラバ。

私は…左舷貸し切り状態なので,飲ませサビキ。

魚探は上から下まで真っ赤っか。故障ではありません。



カタクチはどこにでもいるのだが,肝心なウルメはいるのだろうか。

期待を込めて 最初の流し。


しばらくして プルプルプル… ウルメが付いた。

ほどなく コンコン!!と竿先を叩くアタリ。


この釣りに早合わせは禁物。

竿先が入り込むまで合わせない。

ありゃ? コンコンの後の ギューーンがない。

でも生体反応はある。

何だろうと思ってあげてみると…



小さいながら本命。26cm

ウルメが掛かれば即ヒット。


周りの船も鯛を掛けて取り込んでいる。

60cmを超える良型だ。



ベイトの映りも悪くないが,なかなか掛からない。

何度目かのイワシのかたまりの上を通過したとき

プルプル…

慣れればどのベイトが掛かったか分かる。

この手ごたえはウルメ!

掛かったら 即アタリ!!



サイズアップの42cm。

本日のベイト君 チェック。



一番上は ウルメイワシ←これさえ掛かれば鯛は釣れたも同然。
二番目は カタクチイワシ←これが一番多い 厄介者。
三番目は マイワシ←これは珍しい。
四番目は サバ←これが掛かると仕掛けが落ちないし、ぐちゃぐちゃに…
このあと 豆アジも掛かってきた。

まさにベイトフィッシュの多国籍軍。

いろいろなベイトが付いても鯛はウルメを選んで噛みついてくる。

よっぽどウルメがうまいんだろう。


一番下のサバは珍しく,鯛にグチャと噛みつぶされて揚がってた。

今年はウルメが少ないばかりか 小さい。

市販のサバ皮サビキ(小鯛8号)では針掛かりしにくい。

そこで一工夫…グレ針5号にグリーンの蛍光ゴムをつけて
何としてもウルメを掛ける作戦。

写真左が市販品 右がグレ針5号

こんな小さい針で大丈夫?と思われるでしょうが
60cmまでなら何とかなります。


今度はプルプルがなく いきなり竿先が入った。

ウルメが付いたことに気づかなかったのか
蛍光ゴムを鯛が直接噛みに来たかは定かではないが

釣れたので よしとしよう。



サイズアップの45cm



つるぎの叔父さんの蛭子丸。

よく見ると、ミヨシの麦わら帽子のおじさんは…



釣りおっさん 嫌いなジギングしてませんか?

ここは 飲ませサビキですよ。(笑)





潮が止まって ベイトの映りが悪くなってきたので,場所移動。

良型を求めて 海峡周辺へ。



橋をくぐって飛島の近くへ。

80mから50mへ駆け上がる根の荒いポイント。



小潮周りとはいえ潮止まりの時間は短い。

2,3回流せればいいところ。

根掛かりに気をつけながら,タコラバで勝負していると,底から巻き始めたとたん

ゴンゴンゴン…

鯛のアタリ。



いい手応えで揚がってきた 55cm。

タコラバも一工夫…タコは足が8本だ作戦。

市販のタコベイトは足が20本くらいついている。
たくさんありすぎてヒラヒラ感がない。
そこで半分以下に剥いた。
よりリアルに足がヒラヒラするように。

作戦が功を奏したわけでもないが,次の流しでまたヒット!!



きれいな魚体の47cm。

この一匹を境に潮が速くなってきたので,再び漁場移動。


瀬戸内の淡路よりを攻めるが,反応なし。


満ちの潮が届いてきたのでゼンサへ移動。



何度も潮登りを繰り返すが, 潮が緩いせいかアタリがない。

たまにゴムを噛みにくるようなアタリはあるが,針掛かりしない。

小型の鯛がじゃれているのだろうか。



何年か前の夏にゼンサでゴムで鯛釣っていたことを思い出し,

タコラバの上50cmに枝を一本出してゴムをチョンがけ。

チャリコサイズでもこないかと思って巻き巻きしていると…



アジですか。

立て続けに4匹ゲット。

結局ここで3時間ほど粘るも,私には2回鯛のアタリがあっただけ。

船頭さん2枚 もう一人の釣り人1枚と予想を下回る結果に。




13:00を回って 再び海峡周辺へ。

まだ満ち潮が残っていて非常に釣りにくいが,
この潮が緩んだ時に必ずヒットするはず。



再び朝と同じポイントに戻ってきた。

朝と同じ相性のいい赤のタコラバに願いを込めて巻き巻きしていると,

ゴンゴンゴン… 久々の鯛のアタリ。

なかなかいい手応えだ。良型マダイいただき…と思ったら スカッ!!

やってしもうた。



潮が止まり,やがて反転し出した。

本流からの潮が押してきた。

潮の色が悪い。濁っている。

深場を攻めるので,潮の色が悪いとアタリは減ってしまう。


ここで,一工夫。
これまでのアタリカラーの赤から蛍光ピンクのタコラバに変更。

とにかく鯛の目に留まらせる作戦。


作戦成功,鯛のアタリ。

ア゛ッー  バレタ!!



鯛はいる。

焦らず あきらめず底取りに全神経を集中して巻き始めると…

ゴンゴンゴン…  キター

いい手応えしています。



バレないように慎重に寄せて来て,無事 身柄確保。

ジャスト60cm 本日最長寸が出たところで 沖上がり。


今日はジギングと鯛ラバで釣る予定だったが,
結果オーライの飲ませサビキで3匹,タコラバで3匹。

小潮周りで潮が動かず,風によって漁場が制限される中で
手を変え品を変え,いろいろと考え工夫しながら
6匹釣れたので よしとしよう。


マダイ強化月間は ひとまず終了。

途中3連敗があり,数が出なかったものの,
まずまずのサイズを釣ることができた。

70cm級 …1匹
60cm級 …2匹
50cm級 …5匹
40cm級 …4匹
40cm以下…2匹  (うち ジギング5匹,タコラバ6匹,飲ませサビキ3匹)

「大きい鯛は狙って釣るものです。」(艦長 談)

リスクを覚悟で一発大物 来月も狙います。

あっ!今シーズンまだ鯛ラバで鯛釣ってなかった!!



本日の釣果 マダイ 〜60cm 6匹  マアジ