2月11日(土) 美波町沖のブリ飲ませサビキ釣り

先週末より 日和佐沖で再びブリが食いだしたようだ。

例年は11月から気配が出始め 12月に本格化

年明けとともに終了というパターンであった。


去年は確か14kgが釣れた1月6日以降ブリは姿を見せなくなって そのまま終了。

すでにその時は随分南下して 高知県の甲浦沖まで落ちていたっけ。


今回釣れているところは 例年12月のブリ祭り会場と同じ 大島沖。

これは期待できるかも。


ブリが気になりつつも

釣行予定は特になし。


しかし 先週このようなものが家に届いたので



前夜21時の飛び込み予約で

気が付けば 船の上に。(笑)



今日は伊島周辺のジギングでお客さんが入っていたようであったが,

北西の風が吹く予報なので伊島近海でのジギングは無理。

風裏になる日和佐沖へと変更になったそうな。

それを聞いて 即 参戦決定。



確か翌日の日曜日も確か釣りの予定が入っていたと思うので

疲れを残さない程度に1匹でもブリの顔が見られたらいいかな という軽いノリで。




7時 出船。



追い風で すいすい走っているようだが,外は白波。

けっこう吹いている。



天気予報では週末の太平洋側は 穏やかに晴れるようなことを言っていたはずなのだが…



2時間ほど走って ブリ祭り会場に到着。


船を止めて 風に立てると ドンブラコ〜  

大荒れですがな。


波の高さ3m?

ドッタンバッタン ミヨシはシーソー状態で 立っていられない。

北風直撃で寒い寒い。

おまけに海水シャワー。

こんな中で一日釣りをするのか…

飲ませサビキなら何とかなるだろう。

参考までに→ 冬の飲ませサビキ(ブリ)



最初の流しから いい感じでサバが付いた。



30cm弱の食べ頃サイズ。

これなら一気に丸呑みできるはず。


しかし ベイトは掛かれども 本命はヒットせず。


うねりが激しく 2流し目には気分が悪くなってきた。


となりのジギングの方とサバ3本が付いた仕掛けがオマツリ。

ぐちゃぐちゃの仕掛けをほどいていると 更に気分が悪くなってきた。


ま まずいぞこれは。


次のポイントでも いい感じでベイトが付き 本命ヒット!!

久々?のブリなので手応えからサイズがよく分からない。



揚がってきたのは88cm。


1匹釣れたものの 不快指数はすでにMAX。

トイレに直行して…

少々リバース。


以前の私なら そのまま帰港までダウンの戦力外になっていたが

最近は復活も早い。


すぐさま現場復帰。

…でさっくり2本目キャッチ。



同サイズであったが 変なところに掛かっていたおかげでかなり走った。


ベイトの映りはまずまず,

スカ流れなくアジやサバが付いてくる。



ベイトも中層から底まで 広がったり押さえつけられたり。

中層で掛かる場合はブリに追われていないことが多く

ベイトが底に押さえつけられ 真っ赤に固まるとヒット確率が格段によくなる。


ベイトがよく掛かるのはいいことなんだけれど

一度に4匹5匹と掛かると 底まで落ちない。



ベイトがたくさん付いた状態で待っていると

潮の抵抗を受けラインがどんどん斜めになり同乗者とオマツリしてしまう。


バッグに唯一入っていた150号オモリに変更。

仕掛けを落ち着かせるのと 1秒でも早く底とりをするために。


フォールでベイトが掛かり,仕掛けが底につくやいなや

竿が舞い込んだ。



同じサイズではあるが,このサイズの引きは何度を味わってもいい。


その後 油断していたわけではないが…

ヒットと同時にラインが出されっぱなしのまま針外れなんてことも。

メーター級であったかも。



昼前からは 天気も回復。

ベタ凪とはいかないまでも 微風・快晴の小春日和に。



旗も ひなまつり仕様になっていた。



昼までに4本獲って その後 小康状態。



150号のオモリも飛んでしまったので,

120号+50号の170号で勝負。



しばらく沈黙が続いて

今日は これまでかと思っていたら



艫のジギングサビキの方にヒット。


ミヨシなので仕掛けを上げずにアタリを待っていると

久々に竿が舞い込んだ。


底でけっこうバタバタ暴れて手こずらせたと思ったら



一回り太い90cmだった。



沖上がりの15時が近づいたころ 探見丸を見ると

水深100mより下でベイトが底で押さえつけられるように固められている。


これはベイトが付けば即ヒットの典型的なパターン。

針に掛かったベイトを待っていたかのように 即ヒット!!


いい感じでバンデッドが曲がり込み ブリを浮かしててくれる。



けっしてポンピングなどせずに一定の角度を保ちつつ

巻きとるのがバラシを防ぐコツであろうか。



最後の流しです と船頭さん。


最後も 同じパターンで仕掛けを底に届けると同時にヒット。



最後の1本なので,バラさないように慎重に取り込み。

7本目をキャッチしたところで 終了。



ブリを絞めてくれる船頭さん。



手には魔法のハンマーが。


80Lのクーラーが役に立った。



ブリだけでこれが一杯になるとは。

推定40kgの水揚げ。



みなさんで これだけ。



80cm後半から90cmの同級生。



持ち上げるには片手に1本が限度なので



7本まとめて記念撮影。


ブリが釣れなかった同乗者3名に1本ずつお裾分け。

今日楽しめたのは みなさんのおかげですから。


伊予灘のメバル 日和佐のアオリ に続いて

3週連続 天候と釣果に恵まれた。


今日は一日中ベイトが良く付き 本命のアタリも多かった。

針ハズレやフッキングせずも入れると かなりの数になる。

約1ヶ月の中休みを経て ブリ祭りは再開されたような感じ。


船からの釣り人が一番少なくなる真冬の厳寒期ではあるが

探せば寒さを吹き飛ばしてくれる 熱い熱い釣りが そこにある。



本日の釣果 ブリ 〜90cm 7匹