3月10日(土) 伊予灘のメバル

メバル強化月間 第二弾。


各地からメバル不調の声が聞かれるが

伊予灘のメバルだけは例外のようで

数・型とも例年並みによく釣れている。


今回もメバル大漁といきたいが…

天気予報が悪すぎる。

波の高さ1.5mって 爆風ですがな。


出がけに風チェックすると 佐田岬や長浜では10〜12mも北風が吹いている。

見るんじゃなかった。

出船中止の可能性もある中  とりあえず車を走らせ西へ向かう。

天気予報がいい方にはずれてくれることを期待して。


道中は無風のようであったが

海が見え出すと風はそよそよ。


今日は本土から マボさんとお連れさんが来てくれているので

何としてでもメバルの数釣りと大物の引きを味わってもらいたい。

風は これくらいで勘弁してほしいものだ。



8時 出船。



今のところ 心配された風も それほど吹いていない。

30分ほど走って 釣り開始。



いつもの数釣りポイントから。


タチウオが下火のせいか メバル狙いの船があちらこちらに。


最初の流しから ブルブルッと追い食い成功。

手応えは少々弱かったが



20〜24cmの中小型5連。


爆発力はないものの 2連3連と数を稼ぐ。


2時間で20匹ほど確保したところで

大物の出る深場のポイントへ。


根が荒いので,ここでは底取りを繰り返さず 誘いも入れず

着底後に即3m底を切って竿先は動かさずに

浮いたメバルの前に違和感なく流し込んでいく作戦。

シラサで釣るメバル釣りの極意で

竿先を揺らさないように 神経集中。


すると これまでにない強烈なアタリ。

追い食いアタリもさらに強烈。

なかなか巻けないし 重量感たっぷり。



27〜28cmの大型ばかり5連。

これがあるから メバル釣りはやめられない。


魚が大きいのでアタリとともに海中に引き込まれそうになる。



竿先が海面に突き刺さるアタリが続く。


今度も手応え十分。



一番大きいのはひょっとして…


尺メバル測定器 V にて計測。


ありゃ?

1cm足りない。

口開けで計ると 尺メバルなんだけどね。



潮が差し込んでくるまでに良型ばかり20匹あまりキャッチ。

淋しかったクーラーの中が 一気ににぎやかになった。



昼までに50匹ほど。

まずまずのペースだ。


今回もベイトはアミのようので,サバ皮をショートカットしたサビキによくヒットしているようだ。



次のポイントでは 岸よりの速い潮を攻める。

潮が一瞬緩んだときに

メバルは巣穴から顔を出しエサを活発に追うが

潮がまだ速いうちから釣り始めておかないと

潮が止まる頃に仕掛けをいれても リリースサイズのオンパレードになってしまう。



ここでは単発も多いが

追い食いがうまくいくと2連3連で揚がってくる。



潮が緩んできたので

沖の尺メバルポイントへ。


しかし 何だか様子が変。

船頭さんが思う潮が流れていないようだ。


案の定 アタリはない。

根掛かりばかりで メバルは食ってこない。


本命の潮でないせいか 食いは立っていないようだ。


そんな中 マボさんのお友達の竿が大きく曲がって

尺メバル(31cm)をキャッチ。


後に続けとがんばるものの アタリなし。





その後は何処へ行っても 反応悪し。





かれこれ2時間ほど メバルからの魚信は途絶えたまま。



そして迎えた夕暮れ時。

クーラーの中はメバルが半分。(70匹ほど)

潮止まりと夕マズメが重なり メバルの活性もアップするはず。


予想通り メバルにスイッチが入った。

まずは7連!

続いて8連!! 

とどめの5連!!!

魚をクーラーに入れる間も惜しんで



一気に20匹キャッチ。


今日はワームも試してみたが



サビキのサバ皮と変わらないくらい食ってきた。


他にも 春の新色として



青いサビキにもよくヒットした。


ここでは着実に追い食いを重ね 100匹は超えた感じ。


少し食いが落ちたところで,最後のポイントへ小移動。


ここでもメバルはやる気満々。

仕掛けを入れるなり 竿が舞い込む。


6連 7連と爆釣スイッチが入っている。



しかし 大物尺メバルも潜んでいるようで

流すたびに ガタガタ… プチン!

とエダスを飛ばされまくり。


0.8号で獲れないわけがないと意地になってやっていたが

8本枝の仕掛けなのに 気が付けば5本枝に。

仕掛けを追加して挑むも またプチプチ。


1.2号の仕掛けに替えていたマボさんは強引なやりとりで尺を含め良型連発。

赤いサバ皮によくヒットしているみたい。


ここでも数を稼いだものの

大物には仕掛けを切られるばかり。

ワームを付けた枝も2回飛ばされた。


まだまだ釣れ続いていたが

きりがないので 終わりにしましょうか

船頭さんより 終了宣言。


今回も50Lのクーラーが満タンに。

前回や前々回は8割程度の入り方だったが,

今回はフタが閉まらないほどの大盛りに。



今回も船頭さんの読みが冴え渡り 大満足の釣果に。



確か前回もそうだったが 天気予報もいい方にはずれてくれて

出船すら危ぶまれていたのに本当にラッキーだった。

船頭さんからは 凪男 の称号がいただけた。


帰港後 各自クーラーから出してカウント。



91匹 96匹 100匹 140匹 とみなさん大健闘。

リリース分を入れたら全員100本安打!?

後半の爆釣タイムで一気に釣果倍増できたのがよかった。

尺越えメバルは本土組の方々の手に。


後悔すべきは 大型メバルをことごとく取り逃がしてしまったこと。

次回は大物が出るポイントでは少々食いが落ちたとしても

太めの仕掛けで大物をキャッチできるようにせねば。


今日はワームの枝にもよく付いた。

その場のベイトが何であるかは分からないことも多いが

サビキのサバ皮の大きさや色などいろいろなバージョンを織り交ぜておけば

どこかの針に食いつく可能性が高く スカ流れを減らせるはず。


最初の1匹をいかに速く掛けて

どの枝に どれくらいのサイズが食ったかを手応えから即座に判断し

どうやれば1匹でも多く追い食いができるか考え実行していかないと

なかなか数を伸ばしていけない。

  <メバルのサビキ釣り>ご参考までに

サビキ釣りといえども この釣り 奥が深すぎ。



本日の釣果  メバル 〜29cm 140匹