5月5日(火) 美波町のイサキ釣り

GW後半 今回は東へ。

ターゲットは これから夏場にかけて旬を迎えるイサキ。

イサキ釣りといえば…お久しぶりです 松竹丸。


今シーズンも連休前から釣れ始めたようで

多い日には1人30〜40匹 、 少ない日では船中10匹未満とまだまだムラがあるが、

いい日に当たれば良型イサキの引きが楽しめそうだ。



天気予報は降水確率0%の晴れ。

しかし、日本海側にいる高気圧がくせ者で

太平洋にむかって吹き下ろす強い風が吹いてくる。

予報では北風9mだが 海上では1.5倍は吹きそう。


予報通り 朝から北よりの爆風ですがな。


北風なので うねりはないが 白波ボコボコ。

こんな状態で はたして釣りになるのか?



今回は平均年齢60歳オーバーのおっさん釣り師4人。


凪のいい条件で釣りをしていただきたかったが

今日はこの北風が一日吹き続けるようだ。

そうそう 今回は久しぶりに嵐を呼ぶ某釣りおっさんが…


強い北風に 速い上り潮がぶつかり どんぶらこ状態。



いつものメバル竿で釣り開始。

リールは 旧旧旧旧式?の初期型シーボーグ。

ボロボロだけど 超音波センサー?で水深表示に狂いがないのが魅力。


一投目から魚のアタリ。

竿先がプルプルッて イサキじゃない。

ブリのえさにちょうどいいくらいの20cm後半ほどのマルアジ。



上り潮が効いているせいか

魚の活性は高そうだが 中途半端な大きさのアジばかり。


強い北風に速い上り潮。

風が潮に勝っているので 艫からミヨシに向かって仕掛けが流れていく。

強風に向かって仕掛けを流していくので 非常に釣りにくい。

潮上の不利なポジションなので釣り負けないように

とにかく手返しを速くしなければ。


釣り開始1時間ほどで ようやく本命イサキの登場。



30cm弱の食べ頃サイズ。

この大きさでもスーパーで1匹1000円くらいするって。



密かに付けてたワームにヒット。

イサキは白い物が好きなようで。

今日はこれ 使えそうだ。


その後も掛かってくる魚の大半がアジ。


アジの遊泳層を避けないと イサキより先にアジにサシエをとられてしまう。

そのうち仕掛けを落としている最中に食いついてくる始末。


作戦変更。

オモリを60号から80号に替え、

コマセカゴに詰めるオキアミの量を極端に少なくして

一気にイサキの層まで落とすことに。



ウリ坊のタナと良型のタナを見極めないとサイズアップはのぞめない。


だんだんイサキの数>アジの数になってきた。


風の強い日には長い仕掛けの扱いに注意しないと釣果を伸ばせない。

艫流れなら 先にサシエの付いた仕掛けを投入して なじんだあとでてんびんを投入すればいいが

潮と風が反対のミヨシ流れなので最初にてんびんを投入しないと仕掛けがからみやすい。



市販の仕掛け3本針 真ん中はずっとワームで通した。

潮が速いので一番先の針だけは大きくて重めの針に交換して速く沈むように

&マダイ用強化対策として。


朝から魚の活性は悪くない。


シーズン初期はまだ水温も低いせいか(それでも18℃台) 邪魔者が少ないので助かる。

そのうち 小サバが湧いて 仕掛けが落ちなくなって…

そのうち ソーダガツオが回ってきて 仕掛けをグチャグチャにして…

そのうち シイラが船について 獲物を横取りして…

なかなか思ったようにいかないのがイサキ釣りなのである。



イサキの遊泳層に仕掛けが入り サシエが潮になじむと必ずヒットしてくる。



タナが合うと 30cm級のダブル・トリプル。


潮の速さはほぼ一定のようだが

風の強さや向きは少しずつ変化してくる。

朝は西よりの強い北風であったが そのうち真北 さらに北東と向きを変える。

アンカリングしていても風の向きや強さによって船の位置も変わってくる。

それに伴って イサキのタナも変わってくる。


釣れなくなってきたらタナを上げたり下げたりしながら

できるだけ速く良型イサキのタナを探らねば。


メバル同様 食い気のある大型は群れの上部にいるので

サイズが小さくなるとタナを上げる。


極端に言えば釣れ揚がってくるイサキのサイズを見極め

一投ごとにタナを変えていくくらいの配慮が必要である。


船頭さんもサイズが小さくなってくるとアンカーロープを伸ばして

瀬から少し離して良型を狙う。



昼過ぎて 船頭さんは魚を絞めだした。

すでに数がはんぱないので大忙し。



みなさん 釣り過ぎてません?

イサキ漁ですか?



全員の魚をキレイに絞めて 並べて … 

まさに至れり尽くせり。



その間も バンバン釣りまくり。

メバルサビキのように枝が8本もついているわけではないが

1匹掛かってすぐ上げているようでは数が伸ばせないので 追い食いを狙う。


1匹目のアタリがあったら10秒ほど待って追い食いさせる。

追い食いしていないようならリールのハンドルを4回ほど巻いて2mタナを上げる。

再び10秒ほど待ってから巻き上げると ほぼ毎回2匹3匹と掛けることができる。


何の釣りでもそうだが

数を釣るには一連の動作をいかに丁寧にスムーズにこなすことができるかにかかっている。

・針にオキアミを丁寧に刺して(白っぽく身のしっかりしたものをしっぽとってまっすぐに刺す)

・てんびんカゴにオキアミを詰めて(ごく少量 軽くひとつまみ 20匹くらい)

・てんびんをそっと投入し、仕掛けをスムーズに送り込み

・狙いのタナの3m下でクラッチを入れて(ここでオキアミ3〜4匹がカゴから出る?)

・ハンドル3回1.5m巻いて一時停止(ここで再びオキアミ3〜4匹がカゴから出る?)

・さらにハンドル3回1.5m巻いて待つ。(ここで再びオキアミ3〜4匹がカゴから出る?)

・サシエが潮に乗ってマキエとなじむ2〜3分後にアタリがある。

・4分待ってアタリがなければ仕掛け回収 再投入。

手際のよさがそのまま 魚の数になってかえってくる。



上り潮のヤマは数釣りポイントなので 最大でも35cmだった。

下り潮だと40cm級が狙えるヤマを狙えるようだけど。

今回は数釣りに徹して正解だったようだ。



帰る頃になって 海は穏やかに。


強い北風に苦しめられ 最初はどうなることかと思ったが

天気よし 潮よしで みなさんイサキ爆釣。


仕掛けは最初に出した1セットのみですんだ。

釣れたイサキの半数近くはワームにヒットした。


イサキだけで 50Lクーラー 満タン♪ 氷も入らない…



イサキの部 く○ま屋さん77匹 某釣りおっさん92匹 T沢さん105匹 私173匹 の計447匹

アジはみんなで100匹以上。

その全てを船頭さんが絞めて 並べて クーラーに入れてくれた。


サビキ釣りや吹き流しの疑似餌釣りならともかく

エサ釣りでこれだけイサキを釣ることは今後おそらくないだろう。

今回はたまたまいい潮が流れていたというだけのことなので

次回からは いつものようにめざせ30匹 でがんばろう。


今が旬のイサキを釣りたい方は 松竹丸へどうぞ。

良心価格 至れり尽くせりのおもてなし 

太平洋のイサキがあなたを待っています。

このHP見た で… 何の特典もありませんが。



↑普段は全員の釣果を並べるデッキに 1人分が並びきれず↓追加分。



本日の釣果 イサキ 〜35cm 173匹 アジ 30匹






今が旬のイサキ おいしいですよ♪  どうぞ〜