2016年 年の瀬。
どうでもいいことだが,今日は私のバースデー。
40過ぎてから自分で何歳になったかよくわからなくなり
50過ぎてから もう何歳でもええわ と年齢欄に適当な数字を書いたりしている。
毎年 何かが起こるこの日を釣り納めに決めている。
去年と3年前は外してしまったが,過去(2年・4年前・6年前・7年前・8年前・9年前)
↑バグって見られないかも
この日にバースデーブリを揚げているので,
今日も期待していいかも?
アオリ&ブリの欲張り釣行の予定だが どちらも厳しいみたい。
両方狙うと どっちつかずの結果に終わりそうなのだが…
昨日ブリ狙いの船は一船0〜2匹と激渋。
アオリは夕方の短時間でポツポツ当たったということだが。
とりあえず一人1000円(15匹ほど)弾のアジを仕入れ いざ出船。
状況からして 今日はアオリ1杯にブリ1本獲れたらよしか。
まずはアオリから。
あまり期待していなかったんだけど 最初の流しから
ん?
おるやん。
漁協によるワタリの瀬の飼い付けも失敗に終わったようで
以前のように 遊漁も入れるようになった。
この時期 やっぱりこのポイントは外せませんね。
二流し目
底から10mほど誘い上げ 落とした直後に 根掛かり。
いや? 違う!
反射的に合わせた瞬間
根掛かりかと思ったら 動き出した。
海に引きずりこまれそうになる長〜いストロークの強烈なジェット噴射。
この引き たまりません。
無事 タモ入れ成功。
でかいんじゃない?
胴長35cm 1.5kgはありそうだ。
怒って 真っ黒。
朝からアオリが連続ヒットするということは
今日は潮がいいのかも。
もう1杯追加したところで 移動。
大島近くの定番ポイント。
何度か目の流して
ん?
ここにもおるねぇ。
魚系のアタリで
オバシオちゃん
カンパチ系のお魚なので見た目悪いが うまし。
合わせた時に竿がガシッと肩の位置で止まる。
一呼吸おいて グィーン グィーン
タモ枠サイズの1.3kg
今日は一日アオリやった方がよくない?
といいつつも
アジの弾もそろそろ尽きてきたことだし
沖のブリも気になっているところだし
船頭さんより
「ボチボチ沖行って ブリやろか〜」
タックルをブリ用に持ち替え、
第2ラウンド 開始。
今シーズンのブリは相当手強い。
絶対数が少ないせいもあるだろうが、ベイトが付いてもなかなかヒットに持ち込めない。
活性が高く、海底付近で大量のブリがベイトを追いかけ狂っている状態であれば
どんな仕掛けを使ってもベイトが付いたらリーチ一発 即ヒットに持ち込めるのだが
今シーズンは 全く状況が異なる。
市販の枝や間隔の短い太い わちゃわちゃした仕掛けでは
ベイトが付いても見切られている場合が多いような気がする。
食いの悪いときこそ 仕掛けに一工夫。
枝の数を3〜4本に減らして 間隔を1mほど開けて
アジの好きなフラッシャー サバの好きな緑のタフロープ タコベイト細切り …
3つともあえて違うパターンにしてみる。
ベイトは2つ3つと掛ける必要はないし
ブリと出会うには、いかに速く1匹掛けて底まで落とせるかにかかっている。
枝は3〜4本 … 市販の6本枝ではベイトの濃い群れの中を通すと3匹4匹と連掛けしてしまう。
この釣りはいかに速く1匹掛けて底まで落とすかにかかっている。
3匹以上掛かってしまうと たとえ底に落としても本命はヒットする確率は低い。
市販の仕掛けなら枝を切って減らす工夫も必要では。
間隔広く … ブリは人間が思っている以上に目が利くので 間隔が狭いと食いが落ちる。
特に2匹3匹とベイトがサビキに付いて暴れている状態では違和感がある。
また、間隔を広くとることで広いタナを釣ることができる。
市販品の倍の1m程度とるようにしている。
サビキ逆付け … 一般的なサビキの枝は幹に対して上向きになるようについている。
この釣りのベイトはフォールで掛けるので 枝が上向きだと
幹にピタッとひっついて掛かりが悪くなる。
枝を下向きに付けると(漢字の「人」みたいに)フォール中に針は幹からはずれて
掛かりがよくなるし、大物は下に向かって引くので結び目の引っ張り強度も強いはず。
枝14号 幹12号 … どんな釣りでもラインが細い方が食いがいい。太いと低活性時には見切られる。
狙いの魚が獲れる限度の細糸を使えば太糸を使っている方より多くアタリをとれる。
この釣りで仕掛けを切られるのは幹ではなく きまって枝の方。
それに対して魚に見えているのは枝ではなく幹の方。
だから一般的な仕掛けと逆にして 幹より枝を太くして、両方のいいところをミックスに。
枝のパターン変える … フラッシャーによく付いたり タフロープによく付いたりと
日によってベイトの付き方が違う。
フラッシャーに反応するときは市販品を使うと全ての枝に魚が付いてしまう。
ベイトがたくさん付きすぎると勝負にならないので
あえて4つの枝をバラバラにすることで魚を1匹しか掛けないようにする。
捨て糸を長くとる … 仕掛けをベイトの中へ通すと最初の枝(オモリに近い一番下)につく事が多い。
それに対して一番下の枝に魚が食ってくるのは稀である。
オモリが近いと魚が警戒するようなので最低1m以上とる。
また一番下に本命が食いつくとドラグを緩めていても最初の走りで
オモリが支点になって枝が切れることが結構ある。
幹より少し細めの捨て糸にしておけば オモリ側が切れて 枝が切れずにすむ。
ベイトはサバ&マルアジだが
エサにならない大サバやマアジも掛かる。
中でも サバが一番。
なるべく マルアジを掛けずにサバを掛けて落とし込むに。
この釣りをされたことのない方々のために
ベイトの群れの上に船を停め
船頭さんの合図とともに仕掛けを投入。
ベイトの群れを通しながら サバを釣り 底まで落としてアタリを待つというもの。
サバが掛かると 竿先がプルプル…
ブリが食いつくと竿が海面に引き込まれ ブリヒット!
となるのだが
そう簡単にヒットに持ち込めるものではない。
艫や後ろでブリがヒット。
誘い上げた仕掛けをそっと底まで落とした瞬間
食い上げアタリ。
そして本アタリでしっかりフッキング!!
水深を切るまでは底でかなり暴れたが
底さえ切れれば大丈夫、あとはゆっくり。
今日も何とか1本獲れて
ほっと一安心。
さぁ もう一発や!
しかし、今日はベイトボールが小さい上に
動きが速くなかなかとらえられない。
おそらくはこんな感じ。↓
イワシの群れを追うハマチ
例年のようにベイトナブラが巨大であれば
ベイトの掛かりもいいし、本命ヒットも多いが
今日はとにかくベイトを掛けるのに苦労する。
船頭さんの
「はい やって〜」の合図で仕掛けを落としているうちに
ベイト反応が消えてしまっているようだ。
海はべた凪なんだけど
結局その後はワンチャンスあって船中パタパタっとメジロ・ブリが3本釣れたが
私には最後まで アタリがなかった。
結局 ブリのアタリはあの1回のみ。
よくもまあ獲れたものだ。
渋いながら 当初の目標を何とかクリアできた。
お迎え軍団だニャ〜 何を期待しておる?
船中6人で アオリ18杯。
サイズは良型が多かった。
ブリ4本 メジロ3本 オバシオ1本
今日もブリ狙いの船は全船苦戦 釣り人の数>ブリの数 だったようだ。
それに対して一日アオリ狙った源洋丸は4人で良型50杯超だったとか。
今日はアオリデーだったのかな?
このところ青物は低調で 一日中やっても人数分釣れない日が続いている。
一発大物狙いだけにボーズと好釣果は紙一重。
今年はアオリのアタリ年だったが、青物は夏からサッパリだった。
真冬のブリ飲ませサビキ釣りは、ここ数年の中では一番悪いようだ。
今後状況が好転することを願っておこう。
本日の釣果 アオリイカ 胴長〜35cm 6杯 ブリ94cm